[私の語学人生10 ] 〜アメリカの親友との再会〜

[私の語学人生10 ] 〜アメリカの親友との再会〜

今日は久々に英語の話です。
小学生でアメリカに住んでいたとき、
私にはJenniferという親友がいました。



習い事のバレエで知り合って、公演のあとに
「友達になって」と赤いバラを一輪くれたのが
仲良くなったきっかけでした🌹


アメリカにいた頃は、
本当にお互いの家によくお泊まりをしていました。
アメリカを離れる最終日も、ホテルに会いに来てくれて
お揃いのロケットペンダントを握りしめて
絶対にずっと親友だよ、と言って
泣きながら別れました。



日本帰国後もJenniferは手紙をくれていました。
日本語を勉強して日本に会いに行こうねとお母さんが言ってくれた!と、ひらがなの書かれた手紙が来たこともありました。
(優しくて素晴らしいお母さんでした)



でも、そのうち、手紙は来なくなりました。
私はJenniferだけはずっと友達でいてくれると
思っていたので、悲しくて何度か手紙を出したけれども、
やっぱり離れてしまったから仕方ないのかなと
思うほかありませんでした。



何年か後に、私はバレエの先生から
衝撃の事実を聞きました。
私が帰国した2年後に彼女がお母さんを亡くしたこと、
バレエも辞めてしまったので消息がわからないこと。
ショックと、連絡が途絶えたことへの納得と、
そんな辛い時期に自分が何もできなかったことで
たまらない気持ちになりました。
今の時代ならすぐにネット検索ですが、当時はまだ、
日本にいながら彼女の連絡先を知る方法はないように
思われました。



それから年月は流れ、大学生のとき。
私は友人に勧められて、ICQという、今のSNSの
先駆けのようなチャットサービスを使い始めました。
I seek you(あなたを探す)とかけたネーミングです。
そのとき、ユーザー検索があるのを見て、
私は、もしかして…💡と思いました。
ちょうどJenniferの名字はかなり珍しかったんです。
フルネームを打ち込むと、一人ヒットしました!
しかもカリフォルニア在住と書いてあったんです。


心拍数が一気に跳ね上がり、ドキドキしながら、
簡単に自分のことを説明し、
Can it be you? Do you remember me?
とメッセージを送りました。
そしたら、翌日返事が来ていたんです‼️
びっくりマークでいっぱいでした。
Of course I remember you!!!
I can’t believe this!!! ✨✨


そこから数日間、お互いパソコンに貼り付いて
2人で夢中になってチャットをしました。
お母さんの癌が分かって亡くなるまでのこと。
その3年後にお父さんも癌で亡くしたこと。
両親の思い出と結びつく友達、習い事、
何もかもが辛すぎて、学校にも行けず、
毎日海辺で過ごしていたこと。
今はもう元気で、子供たちにダンスを教えながら、
教育関係の勉強をしていること。


私たちは10年の時間をアッという間に取り戻しました。
私の両親も喜び、日本に来て!ということになりました。
全員がものすごい勢いで準備をして、
その次の夏には、Jenniferは日本に来ていました。
あちこちに連れて行き、子供の頃していた
ごっこ遊びなどを思い出して笑い転げて、
楽しすぎる夏でした。
彼女1人と話すためだけでも、
英語を忘れずにいて良かった…🌹



インターネットで世界中が繋がれる時代になったのは
すごいことだと肌で感じた出来事でした。
今はJenniferとちょくちょくビデオ通話をしますが
お互いママになり、子供たちは画面越しに
ニコニコ幼い友情を育んでいます。


今ではSNSもネットも当たり前ですが…
10年間の音信不通を経て
お互いをまた見つけられた奇跡のような瞬間を
今でも2人で時々思い出しています。

~To be continued★~

PROFILE

法律関係で17年のキャリア
米仏在住経験、仕事での国際交渉等の経験から
英語によって世界に羽ばたく人を増やしたいと
英語コーチとして起業☆

✔仕事で英語が必要
✔読み書きはできるけど会話に自信が無い
✔一般的な英会話では対応できない、
 会議、交渉や研究発表など、
 専門的な分野の英語力を高めたい

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