[私の語学人生13] 〜修士課程の始まり〜

[私の語学人生13] 〜修士課程の始まり〜

フランス各地の大学院に出願書類を送り、
さあ頼む!と吉報を願いまくっていた私ですが、
まぁその合格通知の来ないこと。。
郵便受けは数ヶ月静まりかえっていました😑
合格した上で夏に渡航する予定だったのですが、
あまりに音沙汰がないので、当時いた繁忙部署からは
「もう留学なんて忘れてさ、
ここでずっと一緒に働こうよ❤︎」
と不吉なことを囁かれる始末でした。


が!待ちくたびれ、もう心配するのも
億劫になった頃、ようやく、
パラパラと各地からの合格通知が郵便で届き、
第一志望だったリヨンの大学院への留学が決まりました。


リヨンを選んだのは、美酒美食の都と言われて
いたから🍖…だけではなくて、
その大学院の修士課程が実務家を志す人向けで、
講師陣に、教授だけでなく同業の経験豊かな
実務家が名を連ねていたこと、そして、
今回はフランスの地方都市にも住んでみたいと思ったからでした。



さて、このリヨンの大学での修士課程、
行ってみて分かったのですが、
フランス全国の法学関係の修士課程の中でも
スパルタで有名とのことでした。


その意味はすぐわかりました。
講義やレポート提出はもちろんあるのですが、
ゼミが多く、毎月1回は、1、2時間のプレゼンが回ってくるんです😱
しかも、実務家向けの修士なので、
プレゼンにあたっては、文献を読むだけでなく、
実務家にアポを取って、実務についても話を聞いてきた上で発表しろというお達し。


そして、(これが最大の魅力だったのですが)
1年間の修士課程のうち2ヶ月は、自分で決めた
研修先で実務を経験することになっており、
最後には、その実務研修を踏まえた卒業論文が課されていました。
あとは丸一日かかる論文筆記試験×2と、
最後に教授らによる口頭試問があり、
やっと修士号が取得できるというものでした。



同級生はは17人、
私以外全員法学部を卒業したフランス人現役学生。
そのフランス人の子たちが
「こんなにたくさん、無理なんだけど!!」
と悲鳴をあげていたので、
語学としてしかフランス語を勉強したことのない私は
もう「・・・」(無理すぎて「無」の境地)
という感じでした。


フランスの講義は、先生が口で言った内容をそのまま
ノートに書き取るという古典的スタイル。
昔ながらの口述伝承の伝統を感じるものでした。
それはつまり、90分ぶっ通しのディクテーション
ですから、私はもう終始ギラギラの戦闘モードでしたが、
感心したのは、フランス人学生も誰一人眠そうな顔をすることなく、集中していること。
日本と違って、学生たちにうわついた様子がなく、
その学ぶ姿勢のまじめさに、まず襟を糺されました。


びっくりしたのは学生の座り姿で、
基本的に椅子にふんぞり帰って足を組んでおり、
発言するときはピッと人差し指を立てて手を上げます。
一見めちゃくちゃ態度が悪いのですが、
しっかり参加し、教授陣に質問や意見を言います。
本当に貪欲に、対等に、意見を言っていく姿、
そして学生達に正面から答えていく教授陣の姿を見て、
これまで日本の大学で一度も感じたことのない程
「学ぶ」「議論する」ということの本質を見せられた気がしました。



一人絶望的な無理さ加減の中、
本当に救いだったのは、ノートを快く貸してくれ、
助けてくれた同級生たちの存在と、
日本の実務家が来たぞと大歓迎してくださった
教授や実務家の先生方でした。
雲の上のような偉い実務家の方までもが
私のことを「日本の同僚」と呼んでくださり、
初回授業から、「で、日本ではどうだい?」と
目を輝かせて聞いてくれました。


授業内容を聞き取るだけで全脳細胞が死にそうになっていた私の内心は
『いや、マジで、こっちは今人生で初めてフラ語でノート取るのに精一杯なんだから、
そういうのやめて!!!』
というのが正直なところでしたが、
5年目とはいえ実務家のはしくれ、
日本の実務家はバカだと思われたらいけない!
という一心で、何かしら食いついて必死で答える、
という綱渡りの日々でした。


もう、なんかもう、始まってしまったもんは、
やるしかありません。。
キャパ越えのレベルが圧倒的だと愚痴すら出ない、
ということをこのとき私は知りました😅

~To be continued★~

PROFILE

法律関係で17年のキャリア
米仏在住経験、仕事での国際交渉等の経験から
英語によって世界に羽ばたく人を増やしたいと
英語コーチとして起業☆

✔仕事で英語が必要
✔読み書きはできるけど会話に自信が無い
✔一般的な英会話では対応できない、
 会議、交渉や研究発表など、
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