[ 私の語学人生9 ] 〜印象深い旅〜
[ 私の語学人生9 ] 〜印象深い旅〜
20歳のとき、私は念願のヨーロッパ旅行をしました。
駆け足でしたが、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、フランスなどを回る、
学生にとっては大旅行です。
私にとってヨーロッパは衝撃でした。
絵本で見ていたような綺麗な町並みや家々の景色が、
空想ではなく、現実の景色であること。
ルクセンブルグの修道院に泊まった時に出てきた、
彼らにとってのとても質素な食事が
赤ワインとグリーンサラダとカルボナーラだったこと。
日本では1800円くらい払って少ししか見られない
有名画家の絵が美術館にゴロゴロあって間近で見られること。
焼きたてのフランスパン🥖の中身が
信じられないほど柔らかくてふわふわなこと。
うまく文章にできないのですが、
日本でも十分に親しめると思っていた西洋文化は
ここで生まれ、ここで育まれ、そして今もここにある、
この土地だけのものなのだ、という実感を得て
私は文化というものに改めて目を開かれる思いでした。
そして、何より嬉しかったのは、
私が日本でコツコツと勉強して積み上げてきた
フランス語が、現地でしっかり通じたことでした。
ホテルでも、キオスクでも、パン屋さんでも、
ドキドキしながら、自分の学んできたフランス語を使い、
現地の人と思った以上に楽しく会話をすることができました🇫🇷
他の国を回ってからフランスに行ったこともあり、
その楽しさの違いは歴然でした。
現地の言葉がわからない国では、どんなに楽しくても、
テーマパークのトロッコに乗って見学しているような感覚。
でも言葉が話せるフランスだけは、自分の足で一歩一歩、
街の中に自分が入り込んで行ける感覚がありました。
ああ、現地の言葉を話せるというのは、
こういう自由を手にすることなんだな、と思いました。
もちろん、通じる!ちゃんと話せるようになってる!
というのは初心者🔰の興奮ですから、
周囲から怒涛のフランス語が聴こえてくれば
自分がフランス語のほんの入口にしか
立っていないことも実感するわけですが…
それでも、コツコツの末にその入口に立てたことは、
武者震いするような喜びでした。
その旅行中、パリのグレーの屋根屋根を見ていて、
ふと私は不思議な感覚に襲われました。
「私、ここに住む気がする。。」
そんな予定は当然なかったんですけれども😅
住みたい、というより、住むんだろうな、という、
経験したことのない感覚でした。
~To be continued★~
PROFILE
法律関係で17年のキャリア
米仏在住経験、仕事での国際交渉等の経験から
英語によって世界に羽ばたく人を増やしたいと
英語コーチとして起業☆
✔仕事で英語が必要
✔読み書きはできるけど会話に自信が無い
✔一般的な英会話では対応できない、
会議、交渉や研究発表など、
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