[私の語学人生16] 〜パリでの実務研修〜

[私の語学人生16] 〜パリでの実務研修〜

さて、死ぬほど大変だったリヨンでの修士課程でしたが、
分厚い修士論文を提出し、
教授陣からの口頭試問を終え、
私は無事に修士号を取得することができました!
学位に、成績優秀な場合のみ付けてもらえる
「優」のmentionまで付けてもらえました。
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修了式で教授陣に両手でガッチリと握手され、
「君は素晴らしかったよ」と言ってもらえたとき、
鼻の奥がツーンとしました。
フランス語に吐き気がしたり、鬱気味になったり、
ギックリ腰になったりして足掻いてきた日々の苦労が
全て溶けていくように嬉しかったです。
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願書ひとつ作文するのに半泣きだった私が
一年半後には修士号を取得しているわけですから
人間、必死で頑張ればやれないことはないのだと
この時本当に思いました。
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さて、これで修士号取得という職場のノルマも達成。
2年目はパリに移り、パリ大学で同等のレベルの
修士課程に登録をしたのですが、
リヨンのスパルタ修士からすると物足りなかったのも
あり(本音を言えば、もう修士論文は懲り懲り!😂)
授業だけは受けつつも再度の学位取得はやめ、
職場のつてを頼って、
実務の現場で研修をさせてもらうことにしました。
実務がどうなっているかに何よりも興味があったからです。
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フランスには実務研修(スタージュ)に学生等を
受け入れるのがかなり一般的に普及していて、
様々な職場に研修生がいます。
リヨンでの修士号の取得にも2ヶ月のスタージュが
義務付けられており、それが本当に面白かったので、
今度は首都パリでより複雑な実務を見たかったのです。
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研修先では、いちいち興奮することの連続でした。
勉強して分かる制度面の違いも面白いですが、
やっぱり現実がどう動いているかが一番面白いです。
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日本でしていた仕事の「フランス版」を見ながら
・ああ、フランスも日本と全く同じ問題に直面   
 しているんだ!と共感したり、
・日本では難なく解決できていることが、
 フランスでは大問題になっていたり、
・逆に日本でかなりデリケートな問題になっている
 ことが、フランスでは「え、そんなこと?」
 という感じだったり。
それを議論好きのフランスの実務家と毎日話せるので
面白くてたまりませんでした。
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国民性や歴史の違いが、制度に、運用に、現れます。
日本では当たり前だと思っていたことが
全然当たり前でないことを知り、
制度って所詮人間が作ったものなんだなあと痛感。
日本の良いところも悪いところも、
フランスとの比較を通じて具体的に感じることができ
劇的に視野が広がりました。
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そして、研修でお世話になった方々には
「どうしてここまで見せてくれるの?」と
驚きの連続でした。
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フランス人のすごいところは、
「え、日本で同じ仕事してるの!
じゃあこれ見ていきなよ!」と
めちゃめちゃディープな案件を進んで見せてくれたり
「うちの国ではこんな酷いことになってるんだけど、
そっちはどう?」
と全く隠すこともなく、ある意味恥部とも
言えるような問題点まで見せてくれ、
日本でどう解決しているか知りたがるのです。
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また、この人面白いなと思われると、
電話一本で他の部署や組織の知り合いに
「面白い日本の研修生が行くから見せてあげて」
と話をつけ、更にいろんなものを見られるように
手配してくれるのです。
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日本なら、問題がある部分は外国の研修生などには
そんなにホイホイ見せないことが多いと思いますし、
一職員が個人の裁量で研修生を受け入れたりって
なかなかできないと思うのですが、
フランスのこの開けっぴろげさには、
コンプレックスのない大国の余裕すら感じました。
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同じ分野の専門家同士、というその信頼が
嬉しかったですし、
こうした忌憚のない議論を好む文化に
心底敬意を持った実務研修でした。

~To be continued★~

PROFILE

法律関係で17年のキャリア
米仏在住経験、仕事での国際交渉等の経験から
英語によって世界に羽ばたく人を増やしたいと
英語コーチとして起業☆
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✔仕事で英語が必要
✔読み書きはできるけど会話に自信が無い
✔一般的な英会話では対応できない、
 会議、交渉や研究発表など、
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